山猫兄弟

カナダ東海岸・オンタリオ州で、『ノネコ』の子として動物愛護協会のシェルターに保護された兄弟。
ノネコ(Feral Cat)とは、野良猫(Stray Cat)と違い、もともと飼い猫だった猫たちが人里離れた土地で繁殖し、野生化したもの。
特にカナダのノネコたちは未開の山や森に住んでいるため、 山猫のように野性味たっぷり。(くわしくはこちらで紹介していただいてます)。
酷い状態で保護され、生まれて初めて見た「人間」という未知の生き物恐怖症だった兄弟。
シェルターでは微妙に持て余し気味でした。
なんせ保護されてからの病気・投薬歴はカルテ4枚分、養育ボランティアさん3回変更、脱走未遂歴2回、人の目を避けるようにケージの奥からぴくりとも動かず、ご飯もろくに食べずガリガリで成長しないなどなど…。 
普通子猫ならば、遅くとも2,3週間、成猫でも2ヶ月以内で里親が決まる中、シェルターでも異例の5ヶ月もの間、引き取り手もなくひっそりと生きていた兄弟でした。

あれから早2年半。今ではすっかり王様気質。 内弁慶(ハヤテ)と甘えたさん(ゲンマ)に拍車がかかる毎日。 
…育て方、どこで間違えた?

 

兄ハヤテ
ピンクの鼻と肉球が自慢の長男。通称「姫」。
特にその理想的なピンクの肉球は肉球マニアを魅了してやまず、白くすんなりとした体躯(でもよく見ると筋肉ムキムキ)から、獣医さんにまで女の子と間違われること数知れず。
寝起き時には顔色ならぬ鼻色が白く、なんだかその様は薄幸の美少女。

ただし性格はかなりゴーイングマイウェイな電波系。
不思議電波をひろっては、あらぬところへ飛び、見えない敵にジャンプキックをかます。その雄々しき姿は「姫」というより既に「女王様」の貫禄。
威嚇する対象とタイミングがよく分かっていないらしく、おもむろに「キシャー」と自分のしっぽに向かって叫んでみたりする。
膝の上でくつろいだりはしてくれないが、人の背中で乗馬気分を味わうのがとてもお気に入り。
好物はカニカマ。そのためならば、いつもの高音プリティボイスよりさらに1オクターブ高い声でおねだり。

 

弟ゲンマ
普通にしてると美形なのに、なぜかやることなすことすべてが笑いを誘う天然ぽっちゃり次男坊。
かなり人見知りするけれど、基本的には重度の甘ったれ。
いつも全身全霊全体重(6kg弱…)かけて甘えてくるため、時々管理人達が窒息昇天しかけることもある。
お兄ちゃんが大好きだけどその愛情はやや空回り気味。
自分第一主義のハヤテ姫が弟を振り返ることはあまりない。
兄・ハヤテ同様、猫らしく「にゃー」と鳴いたことがなく、 いつもむぐむぐ何かぼやいてる。トイレが下手で食べるの大好き。
自分の分からお兄ちゃんの分まであるだけ食べる。 とにかく食べる。
そのせいでお腹ぽっこりの子供体型。座る姿はロシアのマトリョーシカ人形のよう。
ただいま不本意ながらダイエット中。 けれど大好物のヨーグルト(ラクトースゼロ。ゲンマ専用)はやめられない。 

 

アザラシーズ

山猫王国『ヤマネカーナ』ゲート・キーパー(管理人)。
と言えば聞こえはいいが、その実情は日々でれでれしながらゲンマさんにご飯をよそい、背中にハヤテさんを乗せてご機嫌をとる給仕係兼駄馬。
主に給仕担当のアオ海豹と馬担当のアカ海豹の二人組。